嗅覚や触覚は、人が生活する上で重要な役割を担っており、感情や記憶とも結びついている根源的な感覚でもあります。これら感覚器の働きとその影響について、最新の研究結果を交えてご紹介していきます。

遺伝子研究からみた嗅覚の世界

第5回 フェロモン受容体へと至る道

科学感覚の分子的理解への扉が開かれ以降、嗅覚を超えて、フェロモンや味覚の受容体遺伝子の発見に至っています。ヒトのフェロモン論争はまだ決着はついていませんが、その道筋を辿っていきましょう。

第4回 知っているようで知らないフェロモンの話

フェロモンは日本でもおなじみのあの生物から発見されました。ヒトにおいても半世紀にわたる研究の歴史があるものの、まだまだ未開の領域です。果たして、フェロモンは夢の物質なのでしょうか?

第3回 鼻で考える動物

哺乳類にとって、嗅覚は生存のために最も重要な感覚でした。人に身近な存在であるあの動物も、嗅覚を通して世界をつながっています。その優れた能力はどのように発揮されるのでしょうか?

第2回 五感の遺伝子を探る

人が感じ取れる匂いの数はどのくらいあるかご存知でしょうか?嗅覚受容体と匂い分子との関係に関する研究から、人はどこまで匂いに迫ることができるのか見ていきましょう。

第1回 嗅覚の秘密を解き明かした科学者

嗅覚や触覚は、人が生活する上で重要な役割を担っており、感情や記憶とも結びついている根源的な感覚でもあります。これら感覚器の働きとその影響について、最新の研究結果を交えてご紹介していきます。

著者プロフィール
新村 芳人 先生

宮崎大学 農学部獣医学科 教授

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程終了、博士(理学)。国立遺伝学研究所研究員、米ペンシルバニア州立大学研究員、東京医科歯科大学難治疾患研究所准教授、東京大学大学院農学生命科学研究科特任准教授を経て現職。ゲノム生物学、進化生物学を専門とし、嗅覚・フェロモン関連遺伝子を中心とした遺伝子ファミリーの分子進化についての研究に取り組んでいる。

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