薬と食品の相互作用や薬の使い方など、薬にまつわる最近の気になる話題を、大谷道輝先生がわかりやすく解説します。

新型コロナウイルス対策、手指消毒用エタノールゲル製剤の調製方法は?

感染予防の基本は手指衛生ですが、新型コロナウイルス感染症の蔓延により消毒用アルコール製剤が品薄となっています。今回は比較的入手しやすいエタノールを用いた手指消毒用アルコール製剤の調整方法を紹介します。

更新日:2020/06/08

その有害事象、医薬品の添加剤が原因かも?

医薬品は、有効成分だけで製剤化することは難しく、さまざまな添加剤が使用されています。添加剤は当然、安全性にも配慮されたもののはずですが、全く害のないものと言い切れるのでしょうか。今回は、医薬品の添加剤についての最近の話題を紹介しましょう。

更新日:2019/09/02

停電時の薬の分包、薬包紙はどう選ぶ?

災害などにより大規模な長期停電に遭遇する機会が増えています。病院のように非常電源が確保できない薬局では、調剤機器の多くが使用不可能となります。こうした災害時に備えて、日頃から薬包紙の扱い方に慣れておくことが大切です。今回は薬包紙の選び方や分包方法について紹介します。

更新日:2018/11/01

サプリメントも手術前に中止する!?

「体に良いから」といった理由で摂取される健康食品ですが、患者さんの治療に悪影響を与えることがあります。今回は、手術に影響を与える可能性のある健康食品について紹介します。

更新日:2018/06/01

インドメタシン坐薬は自動車運転禁止!?

服用中の患者さんに自動車の運転や機械の操作、高所作業など危険を伴う作業に従事させないよう、添付文書に注意事項が示されている医薬品は、数多くあります。向精神薬や第一世代抗ヒスタミン薬などは有名ですが、注意が必要なことがあまり知られていない薬もあります。その1つが非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)です。今回は、NSAIDsと自動車運転との関係について解説します。

更新日:2018/03/01

グリセリン浣腸で薬剤師が気をつけるべき点は?

グリセリン浣腸は頑固な便秘や術前の処置として、日常的に用いられていますが、副作用に注意が必要です。今回は、グリセリン浣腸の注意点について紹介します。

更新日:2017/10/02

次亜塩素酸ナトリウムを布に染み込ませて拭くと殺菌力は半減!?

医療機関では常に感染の危険性があり、感染対策は全ての医療機関にとって共通の課題といえます。感染制御のカギとなるのは消毒薬です。今回はあまり知られていない、消毒薬と清拭クロスの関係について紹介しましょう。

更新日:2017/05/01

アトピー性皮膚炎患者は汗をかこう!?

日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版」が7年ぶりに改訂されました。今回の改訂では、アトピー性皮膚炎の悪化因子の1つである「汗」に関して、詳しく記述がなされています。患者さんにスキンケアについて説明をする上で知っておきたい、汗とアトピー皮膚炎について、同ガイドラインをもとに紹介しましょう。

更新日:2016/12/01

マヨネーズは水で洗う!?

乳剤性基剤のクリーム剤は、乳化の型によって2種類に分けられます。それぞれの使用感や肌への貯留性など、特徴を知っておくことで、剤形の選択や患者さんへの説明に活かすことができます。今回は、クリーム剤の種類と特徴について紹介しましょう。

更新日:2016/09/01

外用剤の説明に必要な物性や体内動態の知識とは

外用剤は病態や病変部位などに応じて多くの剤形があります。外用療法では、最適な剤形を選択することがアドヒアランス向上や治癒期間の短縮に影響を与えます。今回は、外用剤の剤形による違いについて紹介しましょう

更新日:2016/07/01

坐薬は本当によく効くの?

一般的に「坐薬はよく効く」と思っている人は多いのではないでしょうか。実際に投与したときの感覚として、坐薬の方が錠剤よりも速くよく効くように感じる場合もあるでしょう。では、薬物動態的にはどうなのでしょうか。今回は坐薬について、他の剤形との吸収速度などの違いを見てみましょう。

更新日:2016/05/02

Michiteru Ohtani
大谷道輝氏について


公益財団法人佐々木研究所附属 杏雲堂病院 診療技術部長。薬学博士。1957年、東京生まれ。 城西大学薬学部薬学科卒業、東京大学医学部附属病院薬剤部、東京逓信病院薬剤部勤務を経て現在に至る。

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